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Q. 歯周病の治療には、どんな方法があるの?

歯周病の治療には、どんな方法があるの?

歯周病の原因は何よりも歯垢です。歯周病になってしまった際には、根源である歯垢=細菌をいかに減らしていくかが重要なポイントです。細菌を減らすためには、まずご自身の毎日のブラッシングによって今以上に細菌を増加させないことが大切です。

また、進行してしまった歯周病には外科的な処理で治療が必要になっていきます。ここでは、代表的な治療方法をいくつかあげてみましょう。


歯周病の治療方法は?
進行してしまった歯周病の治療方法は?
歯周病を放っておくとどうなるの?


Q. 歯周病の治療方法は?

Q. 歯周病の治療方法は?歯周病の治療は実はとってもシンプル。軽度であれば、原因である歯石やブラッシング、生活習慣のアドバイスだけである程度は改善されます。

<初期歯周病の治療方法>
■スケーリング&ルート・プレーニング(SRP:歯のよごれや、プラーク、歯石を除去すること)
■PMTC:プロフェッショナル・メカニカル・トウース・クリーニングの略で、専門家によるお口のケアです⇒PMTCの詳細
■ブラッシング指導

Q. 進行してしまった歯周病の治療方法は?

Q. 進行してしまった歯周病の治療方法は?
■歯肉切除
歯肉が腫れあがっている場合、歯周病が悪化しないようにこの不要な部分の歯肉を切除し、安定のため縫合します。比較的簡単な手術で短時間で行うことができます。

■歯周ポケット掻爬(そうは)術
歯ぐきに麻酔をして、歯周ポケットの中の歯石や歯垢を除去する手術です。歯周ポケットの深さが3~5mm程度の比較的軽症の場合に行います。

■フラップ法(Fop)
歯肉(歯ぐき)を切開して歯槽骨から剥離し、露出した歯根のプラークや歯石の除去、歯槽骨の清掃、およびダメージを受けた歯肉などの組織を除去して歯肉を元の状態に戻します。

■歯肉弁根尖側移動術・歯冠延長術
臼歯部で歯周ポケットの除去を行う手術です。歯肉から外に出ている部分の歯の長さが十分で無い時、補綴(歯に被せものをするなど)処置に支障を来たす場合に行う手術です。

■口腔前庭拡張手術
お口の中の「粘膜」の幅が狭く、清掃がし難い、また、入れ歯の安定性などに問題があるときなどに行います。

■遊離歯肉移植術(Free Gingival Graft)
歯周病等により失われた正常な歯肉の形(角化歯肉)を作るために、口の中の別の場所から健康な歯肉をその部分に移植する手術です。周辺の組織とつながり丈夫な歯肉を作ることができます。

■結合組織移植術(Connective Tissue Graft)
遊離歯肉移植術と同じく、歯ぐきの厚みを改善して環境を良くし、抵抗力の高い組織に変えます。またインプラントや補綴物の周囲の組織を整え、歯ぐきの色をきれいに見えるようにするために行います。

■根面被服手術
歯ぐきが下がって(上がって)歯の長さが長くなって見えてしまった所に「結合組織移植術」を行い、歯の長さを揃えて審美的な口元を形成する手術です。
歯頚部知覚過敏の症状を緩和することができます。

■組織誘導再生療法(GTR法)
重度の歯周病によって失われた、歯周組織を再生させる治療のひとつです。
まずは、歯周病によって破壊された根面を清潔にします。そこにメンブレンという特殊な膜をかぶせ、不要な歯肉が入り込まないよう歯槽骨・歯根膜の回復させるスペースを作ります。こうすることでメンブレンの上には歯肉が回復し、その下では歯槽骨がゆっくりと回復してきます。歯周組織の再生には歯周病の程度など個人差があります。

■エムドゲイン法
エムドゲイン法もGTR法と同じく、歯周組織を再生させる治療のひとつです。
異なる点は、GTR法はメンブレンにより不要な組織の進入を防ぎますが、エムドゲイン法は組織の欠損部にエムドゲインゲルを塗布し歯周組織の再生を促します。エムドゲインとは、スウェーデンで開発された歯周再生材料で、子供の歯が生える時に働くタンパク質の一種です。

■骨形成手術
歯の周りの骨の形を整えて、安定的で掃除のしやすい形に整えます。

実際には以上の手術を単独で行うわけではなく、幾つかの手技を組み合わせて行います。ここでは、理解が難しいため、詳しい説明は割愛します。「手術」といっても、入院や全身麻酔が必要なものではなく、1時間ほどでできる負担の少ない手術です。

歯周病治療のゴールとは?◆歯周病治療のゴールとは?
●歯周ポケットは浅い方が良い
●歯ぐきから出血しない
●骨に段差がない
●歯肉に問題がない
●かみ合せが安定している
●歯が揺れない

Q. 歯周病を放っておくとどうなるの?

Q. 歯周病を放っておくとどうなるの?「歯周病で歯が抜けても、そのまま放置しておけばいい」
こんなことを考えている方はいませんか?いいえ、決してそんなことはありません。最近では、糖尿病・早産・未熟児・心臓病・脳卒中・肺炎など、様々な病気との関係も指摘され始めています。

<口内細菌が招くこんな病気>
■糖尿病
ご存知の通り、慢性的に血糖値が高くなり、全身の免疫力が落ちる病気です。悪化するとさまざまな合併症を引き起こすこともある怖い病気です。この糖尿病も、歯周病の細菌が原因でなることがあります。

また、反対に糖尿病による免疫力の低下が、歯周病になりやすくします。実際、歯周病を治療すると、糖尿病も改善する場合があります。

■肥満
「え?歯周病が肥満と関係するの?」と思った方もいませんか?肥満の人は脂肪細胞によって全身の炎症が起きているため、歯周病の炎症を悪化させやすく、また、歯周病が起こす炎症が肥満を招く一因になるともいわれています。

また、肥満と糖尿病のある人は、歯周病やメタボリックシンドロームにもなりやすいとも言われております。

■脳卒中
血液中の歯周病菌がアテローム性プラークをつくり、それが原因で血栓が生じ、脳の血管にまで運ばれるなどして発症します。

脳卒中は、脳の血管が血栓で詰まったり、破れたりする病気。命にかかわり、深刻な後遺症をもたらすこともあります。

■心内膜炎
血液中に流れ込んだ歯周病菌やその毒素が心臓にまでいたり、心臓弁膜に障害を見つけると、そこでバイオフィルムをつくって感染症の心内膜炎を引き起こすことがあります。

心内膜炎とは、心臓の内側に炎症が生じて高熱、動悸、不整脈などが起こったり、心臓や脳、肝臓などに血栓を生じたりする疾患です。

■動脈硬化
歯周病菌が血管に入ると炎症をおこして粥腫をつくり、動脈硬化を進行させる危険があります。
動脈硬化とは、動脈が弾力性を失って硬くなる、内腔が狭くなるなどして、血液の流れが悪くなる状態。メタボリックシンドロームにも関連しているといわれます。

■敗血症
血液中で細菌が増殖して全身に広がり、その毒素で中毒を起こしたり、いろいろな臓器に障害を起こしたりする病気です。

本来、血液には細菌の増殖を抑える力がありますが、免疫力が低下すると歯周病菌も増殖し、激しい頭痛を招いたり、心臓、肺、腎臓、筋肉、関節などにさまざまな障害を生じさせます。

■早産/低体重児出産
低体重児は、体重が2500グラム未満で生まれる赤ちゃんのこと。未熟児ともいわれます。
血液中で、歯周病菌の毒素や炎症物質の濃度が高まると、子宮筋が収縮し、胎児が十分に成長していない状態で出産するリスクが高まります。

また、妊婦は女性ホルモンを大量に分泌するため、歯周病になりやすいという問題もあります。さらに、女性は骨粗しょう症により歯を失うこともあります!

■誤嚥性肺炎
高齢者の死亡原因として多い肺炎です。口内細菌が唾液に混じって気道から肺に入ることで起こります。口腔機能の衰えから高齢者には誤嚥が多く、口内に細菌が多いと、誤嚥性肺炎を招きやすくなります。

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