知っていますか?歯周病の原因

ASAHI デンタル・オフィス PRIMEC
院長 朝日 啓司
歯周病の原因は、歯肉に入り込んだ細菌が原因です。歯周病メカニズムの理解を深めて、リスクに備えましょう!
Q. 歯周病の原因を教えて!
歯周病のもっとも大きな要因。それは、数十種類のバイオフィルム(プラーク:歯についたネバネバした細菌の塊)※とよばれる細菌の塊です。ほら、お風呂の浴槽や配水管のヌルヌルした汚れの膜も、バイオフィルムのひとつです。
このバイオフィルムからでてくる毒素が歯肉(歯ぐきともいいますね)の炎症を引き起こします。そして、炎症が起きたことにより出る物質が、歯槽骨、歯根膜を溶かしていくというわけです。
※プラーク=歯の表面についた白っぽいネバネバ。細菌の大集団が苔のようにヘバリついているもの。
■バイオフィルムや歯石
歯の周囲に付着する細菌や歯石が、歯肉と歯の根の間の、いわゆる歯肉溝の中に侵入し、その中で繁殖をくりかえすことによって、歯周病を進行させていきます。
■細菌の運動性
細菌が歯肉に入り込み炎症を起こし、その炎症をさらに進行させながら更に細菌が増殖して、歯槽骨を破壊して歯周病は進行します。
■全身性疾患
血液疾患、高血圧、糖尿病などの全身性疾患が歯周病の原因になることがあります。また歯周病によって糖尿病を悪化させるということも解っています。
■金冠やクラウンなどのかぶせもの
「かぶせもの」「つめもの」の治療跡は、掃除がしにくい、場合によってはできない状態になり、歯周病菌の格好のすみかになります。
ほかにも、ストレスや喫煙などの【生活習慣】、年齢や糖尿病などの【全身の状態】、かみ合わせなどの【体の一部の状態】により、歯周病のリスクが高まります。
Q. 歯周病のメカニズムを教えて!
■歯周病の進行具合/健康な歯
歯肉、歯槽骨に特に問題なく、歯も歯ぐきもシッカリしています。固いものでも何でも食べられ、健康な状態です。
■初期の歯周病(歯肉炎)
歯周病菌が歯ぐきの中に入り込み繁殖しバイオフィルム(プラーク:歯についたネバネバした細菌の塊)となり、歯の境目付近の歯肉が炎症をおこします。 ほとんど症状はありませんが、ブラッシングのときに出血したりすることもあります。
■中度の歯周炎
バイオフィルム(プラーク:歯についたネバネバした細菌の塊:歯についたネバネバした細菌の塊)に唾液中のカルシウムやリンが作用して石灰化します(歯石)。歯石ができるとブラッシングでは除去できず、歯と歯肉の間の溝(歯周ポケット)の中にまで到達します。この歯石を住みかとして歯周病菌は歯槽骨にまでおよび、それを吸収していきます。
この頃から歯のぐらつきや、ブラッシングの度に出血する、口臭がある、噛むと痛いなど様々な自覚症状が出始めます。
■重度の歯周炎
歯を支えていた歯槽骨の吸収が進むと歯のぐらつきが大きくなり、軟らかい物でも噛むのに苦労します。また、出血や口臭などのその他の自覚症状も強くなります。 見た目には歯肉が炎症を起こして腫れている程度で、あまり変化が無いように見えますが、歯石や歯周病菌が歯全体を取り囲み、やがて自然に歯が脱落します。

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